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室伏広治さんの「ゾーンの入り方」を読んだ感想


以前テレビをつけたとき、ハンマー投げの選手であった室伏広治さんが赤ちゃんの動きを参考にしたという謎のトレーニングを紹介されていた。
それを見て僕はこの人は独創的な人なのだと思った。

今回、室伏広治さんの本「ゾーンの入り方」(集英社新書)が出ていて面白そうだったので読んでみた。
内容は「集中」だけに限らず練習への取り組み方や考え方など多岐にわたる。オリジナリティあふれるトレーニングも載っている。

心に残ったのは、室伏さんが考えた「ハンマロビクス」というトレーニング。単調な繰り返しでは続かないし疲れやすいから、感覚に訴えるような不規則な変化を加えるというもの。単純なトレーニングでは終わった後つらいが、毎回変わる動きを加えることで単調でなくなり終わった後もいい疲れ方をするとのこと。これはもちろん筋トレだけじゃなくていろんなジャンルに応用できそう。練習は本来楽しいものだという考えに気づかされるような指摘もあった。
室伏さんのように楽しくトレーニングできるようになるには、日々の勉強やら練習の反復練習に疑問を持ち、自分なりの工夫をどんどん付け加えていく必要があるのだなと思った。これをひたすらやりなさいと言われたことをやっているだけではダメだし続かないのだ。

本の中で室伏さんと室伏さんを指導してくれた金メダリストとの素敵なエピソードがあり、大きな船をつくって大きな航海をするという話が出てくるのだが、ここが一番が印象に残った。僕はどうかというと、船を作る作業すらしていないな、と。もう今年も終わりだし、もう一度自分を見つめ直して、ここへ行きたい、こういう人になりたい、という気持ちを見つけて、そこからこれからの人生を造船していこうかと思えた。