感想みかん

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林修の仕事原論 読書レビュー

テレビでおなじみの予備校教師林修先生の本。
本の中の文体からも、テレビと同じようにわかりやすく話している姿が想像出来る。

この本は、仕事との向き合い方、人との付き合い方、自己管理の仕方など幅広く書かれている。いくつか心に残ったところについて書いておきたい。前半に印象に残る言葉が多かった。

正しい場所で、正しい方向で、十分な量をなされた努力は報われる
(p16より引用)

ただ努力すればいいってもんじゃない。ほんとそうだよな。結局目的地が見えてないと練習してもこなすだけになるし。youtubeのギター教則動画で上手い人が言ってたけど、ギター弾いてスッキリするのはストレス解消であって練習じゃないんだよなぁ(内容は正確ではないがこんな感じのことを言ってた)。僕は何をやるにも練習量が足りてないのを痛感する。

僕の場合、他人と自分の意見がわかれたときには、まず一度自分の考えを否定します。(中略)自説を修正する場合の方が多いですね。
(p18)

このフレーズが一番効いた。あのプライドが高そうな(失礼、)林先生でさえ、自分の考えを修正する場合の方が多いと言っているのだ。自分はどうだろうか。無駄に自分の意見を押し通していないだろうか。検索に頼ったうすっぺらな知識の場合でさえ、人とぶつかったときはこれが正しいと言い張っているときがある気がする。最低だ。全然素直じゃない。自分は間違っている、または、自分は知らないのだ、としっかり受け入れることが成長にもつながるし相手を尊敬することにもなるのだ。

成績が上がらないと悩んでいる生徒のほとんどが、単に勉強不足という量の問題に帰結します。
(p19)

うう、心に刺さる。ほんとそうだ。何をやるにも量が足りてない。10000時間の法則がTEDで否定されたとしても、勉強は逃げずに解いた量ってことは知ってるはずなんだけどな。気持ちの波でつまらないと思うと耐えきれずにやめる。精神と時の部屋みたいな逃げられない空間が必要なのかも。

ジョシュア・フォア: 誰でもできる記憶術 | TED Talk | TED.com

やりたいことを仕事として選ぶという感覚は皆無です。
(p21)

意外だった。人に教えるのが好きなのかと思っていたがそうでもないようだ。たいていの人はいろんな可能性を諦めて今の仕事をしているだろうからわかる気もする。楽しいという感覚すら持ったことがない、とある野球選手が言っていたのを思い出す。でもつまんない仕事だとしても夢中になれるほうがいいなぁ。そういえば先日フランス人は服を10着しかもたないの先生が世界一受けたい授業に出ていて、食後のいやな食器洗いの時間に音楽をかけると子供立ちがノリノリで手伝ってくれるみたいなことを言っていた。工夫次第なんだろうな。

(プレゼントに関する話で)
相手をよく観察して、そこに欠けているものを送る。
(p85)

ああ、これはやってしまったことがある。ただ自分の好きなものを送るパターン。相手を全く見ずにただ自分の趣味を押し付けるみたいなこと。観察しなきゃなーと思う。

他にもいくつもアンダーラインを引いたけど長くなってきたからやめておこう。
自己啓発本は、〜しなさい!〜するな!みたいなことばっかり書いてある本は最後まで読むのもいやになるんだけど、林先生の実体験から出る言葉はわりとすんなり心に入ってきた。また読みたい。

林修の仕事原論 (青春新書インテリジェンス)

林修の仕事原論 (青春新書インテリジェンス)