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「病気を遠ざける!1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力」の感想。

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「病気を遠ざける!1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力」を読んだ。 この本のポイントは、「ビタミンD」と「日光浴」。
僕は、栄養というものは、口から摂取するもの、と思い込んでいる節があった。しかし、ビタミンD違う。ビタミンDは、日光に当たるだけで自分で作れるという。食べなくていいのだ!(食べてもいいけど)。ただ日光に当たるだけでいいというすばらしさ。

それに加えて、日光浴してビタミンDを生み出すことの利点が列挙されており、興味深い。
この本を読むと、今まで「日光は害悪」ぐらいに思っていた人も、日光への考えが180度変わる可能性がある。そんな本だ。 文中、結構専門的な数字が出てくるが、そこを読み飛ばしても、いかに日光浴が素晴らしいかは理解できるように書かれている。

いくつか気になった部分を抜き出してみる。

慢性疾患を避けるコストゼロの方法

慢性疾患を避ける、最も手軽でコストゼロの方法は、"紫外線が強い正午前後に、外で日を浴びて、十分にビタミンDを作ること"。(p8)

コストゼロ。こんないいことはない。

死亡率の低い皮膚がんになるリスクよりも、ビタミンDによって死亡率の高い大腸がんや肺がんなどのリスクを減らせるプラスの作用の方が大きいとされています。(p8)

僕はアトピー性皮膚炎であるため、皮膚のことを最優先に考えてしまいがちだが、この本を読んでから、もっと大きなリスクに目を向けるようにしようと思った。プロトピックというアトピーの薬をつけているときは、日光に当たると良くないという説明を受けているのであまり直射日光の下に出たくないが、つけていないときで状態の良いときは日に当たってみようと思える。

本書のスタンスとしては、ビタミンDはサプリとかでも取れるけど、あくまでも日光浴で取れるから取ろうよ、という感じ。

実際に、どのくらいの時間に日光に当たればどのくらいの栄養素が生み出せるのかという、非常に具体的なデータが載っている。季節と時間も載っていて、何分日に当たればちょうどいいかも書かれていて、実用性がある。こういうデータをしっかり載せてくれているのが良い。(実際に何分出ればいいかは、本書参照。)

サーファーはアレルギーの人いない説

本書は、がんや心臓病に打ち勝つ日光の効能の他に、アレルギーに打ち勝つことについても書かれている。
この本の筆者さんも、実際にアレルギーを持っていた過去があるという。

ビーチで鼻抜けが良くなるのは、日光浴で作られるビタミンDの効果だったのだ!(p88)

このサーファーはアレルギーの人いない説については、僕も聞いたことがある。過去に友人が「俺の周りのサーファーになったやつみんな花粉症直ったよ」、などと言っていたことがあるのを思い出した。みんなは言いすぎだろ、と思ったけど。
しかし、日光浴で治らないケースもあることを知っている。僕は部活でめちゃんこ日光に当たる生活をしていてもアトピーが悪化した経験も持ち合わせているので、これについてはなんとも言えない。ストレスが半端なかった時期であるから原因はそれだったのだろう。極度のストレスの前では無力かもしれない。アトピーやぜんそく・花粉症全てを僕は持っているが、これらの状態が比較的落ち着いているときは、日光に当たってみる価値は十分にあるように思った。

筆者さんは本書とは別に、「サーファーに花粉症はいない(小学館)」という本を書かれている。実際にいなかったのかどうかは、ここでは書かないので、本書参照。

本書の後半には、具体的な栄養の取り方もかなり詳しく載っている。1度読んだだけでは把握できない充実度なので、今後読み返す予定。

日光浴の効果はガラス越しでは得られない

ガラス越しでも日光浴をすればビタミンDを作れるかというとそうではないらしい。

ビタミンDを作る効果があるのはUVB。~中略~ UVBはガラスを通過できないので、皮下でビタミンDを作るには屋外でUVBを浴びる必要があります。 (p113)

紫外線には2種類あり、UVAとUVBがあるが、ビタミンを作るにはUVBを浴びなければならず、屋外に出る必要があるとのこと。ガラス越しでも日光を浴びればいいのかな、と思っていたが、外に出ないとだめそう。

読んだ後の変化

僕はこの本を読んだ後、日光(紫外線)への恐怖のような考え方がやわらぎ、日中でもわざわざ外に出ようと思うようになった(影響うけまくり、単純です)。そして実際にお散歩回数が増えた。大変な変貌ぶりである。太陽は、味方だったのだ。外に出る理由が、ビタミンDを作りに行ってくる、でもかまわないのである。これぞ究極のDIY。光合成人間。ちなみにサングラスして散歩してます。紫外線を目に当てた方がいい説と当てない方がいい説の両方があるのを知っているが、夏の日差しからはやはり目は保護したほうがいいと思っているので、グラサンは基本的にかけています。

これは医療系の本だから、本や著者によってアプローチが大きく変わることもあるので、実際にどの情報を信じるかは人によって様々。
僕としては、本当は太陽の光が好きなのに、恐れて避け続けるのもなんだかおかしいと思っていたので、結構ありがたい本だと思ったし、本書が気に入った。自分の知人に本書の内容を少し伝えてみたくなった。もちろん、日光に敏感な人にすすめたりするようなことはしない。

なお、今の時期は熱中症という危険もあることを忘れないようにしたい。