感想みかん

感想、レビュー、実体験等を書くブログ

レジでありがとうを言わない店員に遭遇したときの脳内処理法


今日も「ありがとうございました」を言われなかった。
僕は何かを買ったりしたとき、結構な確率でありがとうを言われないことがある。確率にすると2割ぐらいは言われない気がする。

お会計時にレジで「ありがとう」を言わない店員は一定数いる。それはわかっている。しかしあまりいい気分はしない。僕はお金を払って物を買ったわけだけど、去り際にありがとうと言ってもらえないとちょっとさみしい。

僕のほうが何か悪かったのだろうか?こちらはお金を払って軽くお礼も言ったつもりなのだが、相手は◯◯円のお返しです、で終わり。

客の顔を見てありがとうと言うか言わないかを判断している店員さんもきっといるだろう。お客さんが怖そうな人だったらトラブルになるから言うのは間違いない。それに一貫して毎回ありがとうを言わない店員はたぶんいない。実際に僕の前のお客さんには言っていた気がする。

「ありがとうというのが当たり前だから言わないのはおかしい」というわけではない。色々な考え方の人がいる時点で全ての人に当たり前のことなど存在しない。相手が何を考えていたかも聞かなければわからない。しかしありがとうを言われなかったことを引きずりそうなときは、自分の中の脳内の事後処理が鍵になる。僕の脳内処理法をいくつか挙げてみる。

相手の気持ちや立場をおもんぱかる

時給が低いケース

ありがとうを言わない店員が存在するのは、高確率で時給が低いお店だ(都会の場合)。時給が高い、もしくは社員であればありがとうを言う確率は上がる。たとえ一部で高級な物を売っているとしても給料が低めであるとありがとうを言われない確率はあがる。某有名文房具店で2万円のバッグを買ったときに店員が1ミリも笑わずにありがとうも言わなかったときはさすがに鼻水が出た。これは仕事量のわりに時給が低いから店員の不満が表面化しているということだ。店側の指導も行き届かない。そもそも最低時給付近だと特に先輩から接客指導もなく、見て覚えろ的な方針もある。
時間と安いお金を交換している感覚は僕にもたくさん経験があるから気持ちはわかる。もしかしたら彼(彼女)は不満がピークで辞める寸前かもしれない。やってらんねーんだよ!という気持ちになるのもわかる。それが表面に出た結果がNOありがとうというオリジナルスタイルかもしれない。人口減少と若い人の減少で、若者をバイトで使い捨てにする時代などとっくに終わっているのに大企業はあいかわらず安い賃金でアルバイトを募集し続けているのも原因の一つだ。

店員に何らかの不幸があったケース

毎日感情が安定している人などいないと思っている。表面上はそう見えるようにしているだけでいろんなことが人生には起こる。表面に出す人ももちろんいる。そして彼(彼女)には僕の接客をする前に何かが起こったのだろう。体調が悪かったのかもしれない。たまたまそういう悪い時期に客と当たったのだ。そういう日もある。

接客指導してくれる先輩がいなかったケース

時給の話と絡むが、時給が高いお店は接客教育がしっかりしている。時給も高いのでやめたくないし教育を守る。しかし時給が安いとそうならない。先輩が態度が悪い上に指導をしない人だとしても、新人が先輩のまねをすればいいと思ってしまうこともある。自分の給料につながるお金を出しているのが誰かには考えが及ばないので、お客にありがとうと言えない。最近はお客は神様などではないということがやっと一般的になってきて、店員と客は対等に接すればいいという考えには僕も同意するが、ありがとうは接客の基本であるような気がする。

アルバイトなので真剣にやらない。という人も意外と多く存在する

僕はアルバイトをしているときはいつも一生懸命やっていた。しかし、「どうせバイトだから」と手を抜く人も世の中には多いということを後で知った。こなすことを重視していてベストを尽くすなどとは思わない人もいっぱいいる。お金と自分の人生の時間を物々交換しているだけだ、と。全体的にノリで!みたいな人もいる。そういう働き方をしている店員に当たっただけだ。

障害をお持ちであるケース

これは冗談ではなく、真面目な話である。障害者雇用義務というのが日本にはあり、素晴らしい制度だ。働ける能力があるのに働けなかった人が働けるようになる。平成30年4月から、雇用義務に精神障害者も追加されたので、ありがとうとうまく言えない人はこれまでよりもさらに増えるかもしれない。

障害者雇用義務の対象に精神障害者が加わりました |厚生労働省

つまり、コミュニケーションがうまくとれなくたって、働いていいのである。それが優しい社会であり、それを受け入れることが自分が生きやすい社会になるのだ。必要なのは客側が寛容になること、そういう雇用があることを知ること、温かい目でいることだ。ありがとうと言えなくたっていいのである。いろんな人がいるのが僕の生きている世界だということを受け入れることだ。店員の態度を変えようとなどせず、世界に合わせて自分を変えていく必要があるのだ。

自分の思考を変化させる。再確認する

変えられるのは自分の気持ちだけで相手は変えられないという思考

相手がどうしてこういうことをしたのだろうと考えても思考は進まない。いくら考えてもわかることではない。上に挙げた例も推測と決めつけでしかない。推理小説を書いているのではない。実際に話して相手がどうしてそうしたのかの気持ちを聞くことができない以上、自分の気持ちは考え方で処理するしかない。変えられるのは自分の捉え方だけだ。

自分を嫌いな人は一定数いるという事実

自分にだけありがとうを言わなかった場合は、相手は僕を嫌いだった場合も当然あるだろう。それだけだ。それを受け入れる。
僕が普通に生きていてもそれだけで嫌ってくる人は一定数存在する。その事実をないがしろにして全員に好かれようとしていないだろうか?全員に好かれようとしている状況が怒りを生んでいることがある。自分を嫌いな人が存在することを受け入れて生きていく方が楽だ。今日はたまたま自分を嫌いな人に遭遇しただけだ。あの人は私を嫌いだったんだな、と。それは全体からすると少数であるという事実を考えれば、そんなことに固執しても時間の無駄だと思える。自分は自然にしていたのに嫌われたのならそこから好かれようなんて考えない方がいい。

僕に笑顔がなかったこと

全く笑わない無愛想な人は当然だけどどっちかというと嫌われる方向にある。ありがとうと言ってもらうの当然だと思っているとそういうのは顔に出る。そうすると店員も言いたくなくなる。悪循環だ。店員と客は対等であるべきだ。どっちも感謝するのが一番いい。そのとき僕は店員に感謝していなかったかもしれない。次はもう少し感謝しながら接したい。

世界は不完全なのだと悟る

Perfect Worldなんて歌がたまにあるけど、世界は不完全だ。特に人間は不完全だ。完璧な人なんていない。自分が簡単にできるからといって他人ができるとは限らない。ありがとうすら言えない人はいる。自分が思った世界であると決めつけないことが大事だ。他人は自分にはコントロールできないものだ。

そんなことを考えることは時間の無駄だと気づく

忙しい人はいろんな気持ちを切り替えていかないと生きていけない。次々に起こる困難に対して対応を迫られる生活があるからだ。一つのことをずっと考えてしまう状況は結構ヒマなのだ。他にもやることがあるはず。

気持ちを切り替える技術が存在することを知る

スポーツ選手がダメだった日のインタビューで「気持ちを切り替えて明日からやる」というようなことをよく言うが、あれができる人はいる。きっと意図的に気持ちを切り替えることを練習することでできるようになるのだろう。スポーツ選手が「明日もだめだったらどうしよう」なんて言っていたらやってられない。自分がベストを尽くしてあとは結果が出るだけ。

ありがとうを言わせることが失礼にあたる文化もある

人間同士は助け合うことが当たり前だから、ありがとうを言うのは相手をバカにしているケースがある。

bunshun.jp

これはインドでの話だが、文化や考え方でありがとうに対する考えはこうまで違う。「ありがとう」は、いつ言ってもオールオッケーという万能ワードではないのだ。ありがとうと言われて嫌な人はいないなんて話もあるが、実際には「居る」のである。言わないほうがいい思考もあるのだ。これは助け合いの話でビジネスの話ではないけど、いつもありがとうと言うことを強要するのもなんだかおかしいなと思えて来る。

客がはっきりありがとうを言わないとありがとうと返さない地域もある説

都心に住んでいると無言でもお金を払ったらありがとうと言われるのが当然と思ってしまうかもしれないが、地方は違う場合があるように思う。客側からはっきりありがとうと言わないと、店員もはっきり言わないことがある。こっちの声が小さいと返事なし、とか割りとある。店員も言いたくなかったら言わないだけ。それで普通に成り立っている地域があるように思う(僕が勝手に思っているだけかもしれないが)。機械のようにありがとうを言うよりも、そのほうが人間的ではあるような気もする。

その他

・世界は広い系

・バカは相手にするな系(どっちがバカかわからないけど)

・小さいことにくよくよするな系

これらは僕はあまり使わないが、そういう話や本も結構ある。

いろいろなことを総合的に考えたら、ありがとうを言われないことがあっても納得できる。相手に強要しているときは自分の視野が狭くなっているときだから何か他のことに集中すれば気持ちはそっちに向く。

結論

「僕の住む世界はいろいろな人がいる世界で、僕を好きな人ばかりでもなくて、ありがとうを言えなくても頑張っている人もいて、僕もはっきり店員さんにありがとうと言えてなくて、そんなことを考えるけど、それはさておき他のことをやろう。」